トラックドライバーという仕事は割と高給のイメージがありますよね。
ひと昔前は起業したいなら佐川急便に入れと良く言われたものです。
朝から晩まで必死に働けば、年収1000万も夢ではなかったからです。
1年や2年ほど佐川急便で働いてお金を貯めて、起業をするという人は多かったようです。
では今はどうでしょうか?
トラックドライバーとして5年間働いた経験をもとに
・トラックドライバーの仕事内容
を解説していきます。
トラックドライバーの仕事に興味のある方はぜひ、記事をご覧ください。
年収約500万円の内訳
・トラック:4トントラック又は2トントラック
・フォークリフトの使用:有り
・配送区域:市内
・相手先:企業、個人(宅配)
20代前半、扶養家族有りでの年収は約500万円です。
下記はその内訳です。
・月給:約36万円
内訳:基本給20万円
業績給10万円
固定残業手当2万円
家族手当2万円
住宅手当2万円
・賞与:年間約70万円
いかがでしょうか。
20代前半と考えると、割ともらっている方なのではないでしょうか?
ちなみに10トントラックのドライバーですと、もう少し年収は上がります。
ただ、家族手当や住宅手当は扶養家族がいないと支給されません。
ですので、同じ仕事をしていても、既婚者と独身者では約5万円ほど給料に差が出てきます。
基本的に仕事はきついですので、入社してもすぐに辞める人は多いです。
結婚をしていると守るべきものも有りますし、手当を約5万円もプラスでもらってしまうと辞めづらくなりますよね。
これは社員を辞めさせないようにする戦略なのでしょうか。
仕事内容【時系列】
7:00〜
・積み込み
夜勤の人が自分のトラックの近くに配達エリアの荷物を置いてくれてますので、伝票とルートを考慮しながら積み込みをします。(場合によってはパレット商品も有りますので、フォークリフトを使用)
8:00〜
・朝礼
正直この時間がもったいない…
早く出発させてくれって感じです。
8:30〜
・伝票整理
伝票を配達する順番に入れ替え、端末にデータ入力をします。
9:00〜
・出発
ダッシュダッシュで配達です!
特に企業の方はまだかまだかと荷物を待ち構えてます。
午前中指定の商品がほとんどですので、なんとか12時までにさばくのが鉄則です。
12時を過ぎると怒ってくるお客さんや荷物の受け取り拒否をしてくるお客さんもいます。
12:00〜
・休憩
配達が終わりきれば、会社に帰って休憩ができます。
トラックの運ちゃんといえば、ハンドルに足を乗っけて車の中で休憩ですよね。
ほとんどの方がハンドルに足を乗っけて、タバコを吸いながら休憩をしています。
しかし、年末やお盆などの繁忙期はまず休憩はできません。
・午後からの準備
午後指定の荷物の積み込みや午後からの業務の確認をします。
13:00〜
・午後指定の配達
午前中に運びきれなかった荷物や午後指定の荷物を配達します。
・集荷
トラックドライバーといえば配達をすることがメインの仕事だと思われていますが、
正直、集荷の仕事の方がきついですし、物量も多いです。
お客様(企業メイン)の会社へ出むき、出荷する荷物を積み込みます。
そして、積み込んだ荷物を会社に帰って、荷下ろしと仕分けをします。
多い人は4トントラックを3回も4回もいっぱいにして空にしてを繰り返します。
18:00〜
・夜間指定の荷物の配達
18時以降指定の荷物を配達します。
ほとんどが個人(宅配)です。
19:00〜
・チームメンバーの手伝い
チームメンバーがまだ終わって無ければ、空いている人で手伝いをします。
体育会系ですので、仲間意識が強く、みんなで助け合います。
・伝票入力
集荷した荷物の伝票を入力をします。
これにて業務は終了となります。
繁忙期は22時を超えることもありますが、だいたいは19:00〜21:00頃に帰宅することができます。
ひと昔前までは、日付けを超えるまで働いていたという話も良く聞きますが、現在はそこまではないでしょう。
チームでいかに早く終わらせて、かつ、いかにたくさん給料を稼ぐかということが問われますので、スポーツが好きな人にとっては良いかもしれませんね。
まとめ
・月収は30万円代中盤(家族、住宅手当で約5万円)
・勤務時間は7:00頃
・勤務終了は19:00〜21:00頃
・チームで仕事をこなす
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