聞き上手な人はコミュニケーションが上手くいくと言われていますが、実はデメリットがある事は知ってますか?
コミュニケーションが得意な人は共通して聞き上手です。
人は誰しも
・自分の話を聞いてもらいたい
・自分のことを理解してもらいたい
という欲求があるからです。
自分の武勇伝ばかり語る上司よりも、あなたの悩みを親身に聞いてくれる上司の方が信用できますよね。
ではなぜ、聞き上手な人にデメリットがあるのでしょうか。
さんざん聞き上手と呼ばれてきたのに、人間関係が上手くいかなかった僕の経験をもとに解説します。
本記事でわかること
・本当の聞き上手になるための方法
聞き上手と言われるが、なぜか人間関係が上手くいかないのであれば、ぜひ記事をご覧ください。
コミュニケーションが得意な「聞き上手」な人にもデメリットがあった
聞き上手は依存されやすい
聞き上手な人は友達や恋人などに依存される可能性が高いです。
依存をしてしまう人は常に自分のことを認めてくれる人を探しています。
ですので、自分の話を聞いてもらえる聞き上手な人に依存をしてしまうことになってしまうからです。
コミュニケーションをとるとこが苦手で友達の少ないタイプの人が、聞き上手な人に出会ってしまったならば、たちまちその人のことを絶対に離さないよう、依存することになるでしょう。
自分の意見が無いと言われる
聞き上手な人は自分の意見を他人に主張することが苦手ですので、自分の意見がない人だと言われることがあるでしょう。
聞き上手な人の中には自分に自信がなく、自分の意見よりも他人の意見の方が正しいものだと思っている人がいるからです。
また、自分の意見を言わない理由として、根底にある自分の本心を主張した際、自分が責任を請け負いたくないというリスクを回避しているからでもあります。
リスクを回避しようとしているにも関わらず、
「あいつは自分の意見を持たないから信用できない」
と言われてしまえば本末転倒になってしまいますよね。
僕は昔、彼女にどこ食べに行く?と聞かれた際、決まって
「何でもいいよ。君の好きなところで」
と返していました。
この根底にある本心は、自分が決めた店で失敗をしたくないということだったのだと思う。
会話が続かないと言われる
聞き上手な人は会話が続かないと言われることもしばしばあります。
相手の話したい内容に沿って、相手に合わせながら会話を行うからです。
相手の話したい内容が詰まってしまえば、自分から会話を作らない限り会話は続きませんよね。
ですので、会話が続かない人だと思われてしまったり、相手を思って話を聞いているにも関わらず、逆に相手にプレッシャーを与えてしまう可能性もあるのです。
本当の聞き上手になるためには
聞き上手だと言われる人がコミュニケションで上手くいくためには、この2つのポイントを押さえればオッケーです。
・自分の意見を言うタイミングを自分で作る
相手の感情を言葉にしてあげる
相手が言ったことに対して、
「うんうん」
「そうなんだ。よかったね」
このように話を聞いていませんか?
これでは話す方も話がいがありません。
聞き上手と呼ばれる人の王道のテクニックとして、おうむ返し(バックトラッキング)と呼ばれる相手が言った内容を繰り返すテクニックがあります。
さらにこのテクニックに相手の感情を言葉にしてあげることで、相手が気持ちよく話せるようになります。
「この前、上司に怒られたんだよ」
と言われたのであれば、
「上司に怒られたんだ。それはさぞかしムカついたよな」
このように相手が言ったことを繰り返し、さらに相手が感じているだろう感情を言葉にしてあげることで相手は気持ちよくなり、あなたにどんどん話をしてくれるようになるでしょう。
自分の意見を言うタイミングがある
自分の意見を言うタイミングは必ず相手に共感を示した後です。
共感を示さずに、自分の意見を言うと必ず相手は嫌な気分になります。
共感を示さずに自分の意見を発してしまうと、そんなつもりは無くても、自分の意見を批判されたと感じてしまうからです。
「次のデートは箱根に行こうよ」
(あなたは箱根じゃなく、熱海に行きたいとします)
「箱根すごく楽しそうだね。でも今回は熱海に行きたいな」
「これからは、動画の需要が増えるからyoutubeが絶対伸びる!」
(あなたはブログが伸びると思っているとします)
「確かに動画の需要は増えるだろうし、伸びそうだね。とは言えテキストも廃れることは無いからブログも伸びると思うよ」
さあ本当の聞き上手になろう
・自分の言ったことの責任を避けるために、聞き役に回ることで自分の意見がないと言われやすい
・相手に合わせるため、会話が続かなくなることがある
・話を聞くときはおうむ返し+相手の感情を口にすると効果的
・相手に共感を示した後に自分の意見を言う
聞き上手な人は相手を思いやる気持ちが強い人が多いです。
ただ、思いやる気持ちが裏目に出ることもありますので、本記事での内容を意識してコミュニケーションをとるようにしましょう。
本記事を読んで、少しでも人間関係の悩みの解消に役立ててくれたら幸いです。
コメント