「ありがとう」
「ごめんなさい」
人間関係において、感謝や謝罪を伝えることは大事ですよね。
ただ、
・ありがとうも言えない人は人間失格だ
・ごめんなさいも言えない人と付き合うべきじゃない
僕はそんな意見に関しては声を大にして反対をします。
物事には必ず理由があります。
「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない人にももちろん理由があるのです。
実は僕自身も「ありがとう」「ごめんなさい」を言うことがとても苦手です。
苦手がゆえに、人からバカにされたり、人間関係が上手くいかなくなったこともありました。
しかし、
あることに気がつき、あえて言わない方法を実践した結果、人間関係は良好になり、格段に生きやすくなりました。
今回は「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない理由とあえて言わない実践方法について解説します。
本記事でわかること
・挨拶ができない人間は嫌われるのか?
・あえて言わない生き方とは?
ありがとうが言えないのは人間失格?あえて言わない理由とは
形式的な挨拶に意味はない
挨拶には形式的な要素が多く含まれており、形式的で気持ちのこもってない挨拶をすることは、逆に相手に失礼だと思っているケースがあります。
あなたはこのような経験はありませんか?
・自分は悪いことをしたと思ってないのにとりあえず、「ごめんなさい」と言った。
・お客さんが来て欲しくない時に来たが、言わなくてはいけないので、「いらっしゃいませ」と言った。
形式的で、意味のない挨拶をするくらいなら、言わないくても良いんじゃないかと思いませんか?
また、心のこもっていない挨拶をすること自体が相手に失礼だと思いませんか?
とりあえずしなきゃいけないから挨拶をするってのは、知らず知らずのうちにストレスを積み重ねることになるんだよね。
内向的な性格が原因
内向的な性格が原因で挨拶ができないことがあります。
内向的な人は外部からの刺激に過度に反応をしてしまうので、相手に思いを伝える際に、とてもストレスを感じてしまうからです。
内向的な人が伝えたいことがある際にはこのように感じてしまいます。
・こんなことを言うと、変に思われないか不安。
・伝えたいことがあってもタイミングが掴めず、なかなか言い出せない。
挨拶ができない人間は嫌われるのか?
年配の人ほど挨拶できない人をけなす
年配の人は挨拶を重んじる方が多いです。
挨拶ができるかどうかで、その人の価値を決めてしまうような人さえもいます。
ではなぜ、年配の人はここまで礼節中心主義のような考えの人が多いのでしょうか。
それは、インターネットのない時代は人の価値を決める判断基準として、ほとんどが対面でしか人を評価ができなかったからです。
その為、
・元気よく挨拶ができる人
・人当たりの良い人
・言葉を使って人を引っ張っていけるような人
このような人が評価されてきたことが、年配の人が挨拶を重んじている1番の要因ではないでしょうか。
自分が思ったより自分のことは見られていない
人はあなたが思っている以上にあなたの事を見ておらず、あなたの事を本当に理解している人は少ないものなのです。
ですので、周りの人たちに対して、「こういう風に見られたいから、愛想良く挨拶をしている」状態なのであれば、今すぐに辞めた方が良いでしょう。
愛想がよく、誰にでもニコニコしているような人はたくさんの人から好かれ、素晴らしい人生を歩めるように思うかもしれません。
ただ、それはあなたが本心からその人に愛想良く接したいと思っている場合に限ります。
本心とは違う振る舞いをし続けると、あなたの心はすり減り続けることになり、いつしかあなた自身の本当の姿を失いかねません。
ここからは、僕が実践している「あえて挨拶をしない生き方」を紹介するよ。
あえて挨拶をしない生き方
交友関係を減らす
交友関係は広く浅く持つよりも、狭く深く持つ方が幸せになります。
多くの友達に恵まれている人やたくさんの人脈を持った人が一見幸せそうに見えますが、人間には交友関係を維持できる上限があります。
特に内向的な人はたくさんの人と交友関係を持つことは、他人に影響されやすい性格がゆえに、本当の自分の姿を失いかねません。
ですので、本当に自分が心から付き合いたい人とだけ付き合うことが、人生をより良くする近道になるでしょう。
挨拶ができないことに文句言ってくるような人とは付き合う必要はないよ。
オンラインでの繋がりを強く持つ
普段は内向的で自分から挨拶ができないような人でも、オンラインであれば自分から挨拶ができるケースがありませんか?
それは、相手の顔を直接見る必要のないLINEやTwitterなどのオンラインであれば、自分で挨拶を交わすタイミングを操作ができるからです。
内向的な人は直感的にコミュニケーションを交わさなくてはいけない対面でのコミュニケーションが苦手であり、考えてから発言ができるLINEやTwitterなどのオフラインのコミュニケーションが得意なのです。
ですので、感謝や謝罪を心から伝えたい場合は、無理に対面にこだわることなく、オンラインで気持ちを伝えましょう。
オンラインの方が自分の気持ちに正直に相手に伝えることができるようになるはずです。
自分のプラスになる時だけ言う
謝罪や感謝の気持ちを伝えることが、のちに自分にとってプラスになるのであれば言うこともありでしょう。
あくまでも戦略的に考えてオッケーです。
冷酷だと思うかもしれませんが、誰にでも誠意を持って気持ちを伝えることや良い人になる必要はないからです。
誠意を持とうとすることや良い人になろうとすることは、あなたがそうする事で将来報われるだろうと思っての行動ではありませんか?
根拠のない良い人きどりはやめて、あくまで論理的に行動する方が自分の望んだ結果を得ることができるでしょう。
まとめ
・内向的な性格が挨拶をできなくさせている
・対面でのコミュニケーションを重要視する年配の方が多い
・自分を良く見られたい思いで挨拶をし続けると、心がすり減る
・自分が本当に付き合いたい人とだけ付き合うよう心がける
・オンラインで挨拶や気持ちを伝える
・誰にでも良い人にならず、戦略的に言うべき時にだけ言う
本来、「ありがとう」「ごめんなさい」などの挨拶というのは本当に気持ちを伝えたい相手に、伝えたい時にするものではないでしょうか。
言いたくないのに、言わなければならない場面もたくさんあるかと思います。
また、日本人の礼節は海外でも高く評価されています。
その評価が形式的に作ったものではないと証明するためにも、挨拶の意味を今一度しっかりと考えるべきではないでしょうか。
本記事での一例を実践し、あなたの人間関係が少しでも良好になってくれれば幸いです。
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