今回は不安のメリットってあるのか?
という内容で解説します。
不安症に悩まされる日本人は多いですよね。
WHOの調査によると、日本の不安障害の患者はなんと1000万人以上だとも言われています。
それだけたくさんの人たちを悩ませている「不安」ですが、本当に不安は悪なのでしょうか。
不安という感情には、前頭葉という脳の部位が大きく関わっている事が分かってます。
今回は、その前頭葉に焦点を当てて、不安のメリットについて解説します。
不安のメリットを理解する事で、いつもとは違った観点から物事を考えられるようになります。
不安に悩まされている人はぜひ、参考にしてみてください。
不安はメリットだらけ
不安になりやすい人のメリットは下記の2つ。
・未来を予測できる
・集中力が高い
この2つに付随して様々なメリットが得られます。
では、細かく解説していきます。
未来を予測できる
「不安」と「計画」は全く違うようで、実は密接に関係しています。
なぜなら、どちらも未来を予測しているという事だからです。
参照:wikipedia
図のオレンジ色の部分が前頭葉と呼ばれる部位です。
前頭葉とは、脳の司令塔とも呼ばれ、主に思考力や判断力を司っています。
そして、未来を予測をする時にも人間は前頭葉を使います。
ハーバード大学の社会心理学教授であるダニエル・ギルバードの著書である明日の幸せを科学する(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)ではこう書かれています。
われわれは、何か悪いことが起きそうだと予期して不安になり、自分の行動をこれからどう展開するか想像して計画を立てる。
計画をするには未来を読まなければならず、不安感はそれに対する反応の一つだ。
p40
確かに不安も計画も、過去や現在の状況をベースに、必ず未来を予測する時にしか考えませんよね。
不安になりやすい人は未来を予測する事に長けており、長けているからこそ不安になりやすいのですね。
未来予測ができる事のメリット
✔️リスクを防ぐことが出来る
不安感や計画性の高さがリスクを最小限に抑えてくれます。
ビジネスや投資、恋愛などにおいても様々なところでその能力が発揮できるはず。
常にリスク思考であるため、大博打を打つ人よりも最終的に勝つ事が出来るでしょう。
✔️長期的な視点で物事を計画できる
計画性があるので、物事を短期的に捉えるのではなく、長期的な視点で捉える事ができます。
計画性がある事で、目先の利益や欲求に囚われないようになるからです。
その先にあるもっと大きな利益を手にできる素質があるという事です。
地道にコツコツと努力が出来るという才能とも言えるでしょう。
集中力が高い
不安になりやすい人は気が散りやすく、集中力が低いと思ってませんか?
しかし、不安になりやすい人こそ、脳の使い方次第で、集中力を高める事が出来きます。
不安になりやすい人は、上記でも挙げた通り前頭葉が発達しています。
ですので、脳のポテンシャルをしっかりと発揮が出来れば、ものすごい集中力を発揮できるのです。
集中力を上げる方法はこちらの記事で解説しています。
集中力が高い事のメリット
✔️生産性が高い
集中力が高いことで生産性が上がることは言うまでもないですよね。
同じ時間を与えられても、生産性が高ければ、より多くの作業や勉強などが行う事ができます。
人間には平等に時間を与えられています。
より多くの時間を、自分にプラスになる事に当てる事が出来れば、あなたの望んだ未来を作る事ができるはずです。
✔️正しい選択ができる
集中力が高いことは正しい選択ができる事にも繋がります。
集中力が高いということは、マルチタスクではなく、シングルタスクで物事を見る能力があるからです。
マルチタスク=一度に様々な情報を処理している状態
シングルタスクな状態でいることは、生産性が高まることはもちろんですが、選択や判断をする場面で、感情や環境要因などの雑念を切り離し、より論理的に正確な判断ができるのです。
人生は選択や判断の連続です。
選択や判断はあなたの人生の方向性をもっとも左右する要因です。
まとめ
1:未来を予測できる
✔️リスクを最小限に抑える事が出来るので最終的に勝てる
✔️長期的な視点により、目先の欲求や利益に囚われない
2:集中力が高い
✔️生産性が高いので、より多くの作業や勉強ができる
✔️シングルタスクになるので、論理的に正しい判断ができる
不安には多くのメリットがある事が理解できたかと思います。
不安になりやすい人はポテンシャル自体はとても高いのですが、その能力を発揮できていない人が多いようにも感じます。
本サイトでは、不安になりやすい人が能力を発揮し、より良い人生を掴んでいくためのテクニックを紹介しています。
少しでも、あなたの人生のプラスになればと思います。
コメント